石田雄太:著
大谷翔平:述
頁数:286ページ
サイズ:縦 約20cm
[要旨]
「僕は絶対に世界一になりたいし、一番の選手になりたい」
大谷がメジャー入りしてから、スポーツ雑誌「Number」に7年間掲載された独占インタビューのすべて。
二刀流の危機、右ヒジ手術の真相、WBCへの想い、ドジャース入団、そして結婚までを語る。
[目次]
プロローグ ホームランの物語
野球2018翔年 新人王
やりたいことが多すぎるから
肝心なのは、楽しいかどうか
野球2019翔年 復帰、そして再びの欠場
ブーイングが、新鮮でした
常識への宣戦布告
僕が追いかけなかったら
自然と上がっていくはずです
「楽しい」より「正しい」を
一番悔しいシーズンでした
野球2020翔年 コロナ禍と不完全燃焼
絶対世界一に、と歩むが勝ち
卵かけごはんに幸せを感じて
僕の右腕に起きていたこと
やりすぎくらいがちょうどいい
野球2021翔年 シーズンMVP
力を出し切れば数字は残る
常にさらに新たな場所へ
チームを勝たせる二刀流を目指す
野球2022翔年 104年ぶりの2桁勝利、2桁本塁打
最初のピークは、今年きます
どれかひとつというのはない
野球2023翔年 WBC、ホームラン王、MVP
30年後の日本野球のために
伝説が生まれた日
野球2024翔年 ドジャースへ
結婚生活を語る
大きな決断を迫られたときに
エピローグ WBC優勝がもたらす渇望
[著者からのメッセージ]
この本は大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルスに入団した2018年から7年間にわたって、彼と一対一で向き合ったインタビューの記録です。
その「言葉」だけでなく、息遣い、表情、現場の空気、緊張感、そうしたものを真空パックにしてフレッシュなかたちで読んでいただけるように描きました。
大谷選手は「二刀流は不可能」と言われながら、プロ入りしたときから自らの限界を決めず、多くの困難を乗り越えてきました。
だから、メジャーリーグという新たなステージに立ったときも、ぼくは彼の活躍を疑うことはなく、いつか「4番でピッチャー」が実現したら素晴らしいな、と思っていました。
しかし、彼はそんな空想を易々と乗り越え、2桁勝利、2桁ホームランを成し遂げ、MVPを2度獲得し、ホームラン王に輝き、今では1シーズン20勝50本という空前絶後の成績すら夢ではなくなっています。
“野球翔年”はその心を失わないまま、大人へと成長してきました。
“大谷翔平の言葉”からは、目の前に立ちはだかる大きな壁を乗り越え続けるアスリートの覚悟と工夫を感じることができるはずです。
[著者紹介]
石田 雄太 (イシダ ユウタ)
ベースボールジャーナリスト。
1964年、愛知県生まれ。
青山学院大学文学部卒業後、NHKに入局し、「サンデースポーツ」等のディレクターを務める。
1992年にフリーランスとして独立し、執筆活動とともにスポーツ番組の構成・演出を行う。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)