著者:長谷川 友
サイズ:A5判
ページ数:208ページ
改名騒動のさなか、95年にリリースされた傑作を軸に読み解く“多作家”プリンスの真相
1990年にニュー・パワー・ジェネレーションを結成、最新のサウンドを貪欲に取り入れながら新たな展開を見せ始めたプリンス。
カルメン・エレクトラや、やがて伴侶となるマイテなど、恋人たちから得た刺激も作品に反映していた90年代前半は、もともと旺盛な創作意欲に拍車が掛かった時期だ。
しかし契約更改を機に所属レーベルとの関係が徐々に悪化、シンボル・マークへの改名騒動や、頬に「SLAVE」と書いてステージに立ち抗議の姿勢を見せるなど、波乱の時代でもあった。
本書では95年の傑作『ゴールド・エクスペリエンス』を軸に、本作と関連する自身のアルバム、参加作品まで含めて、残された多数の音源を徹底検証。
常人離れした多作家がどのような流れで高品質の作品を生み続けていたのか、その真相に迫る。
著者、長谷川友が『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて』に続いて送る、渾身の研究書!!
【CONTENTS】
フォト・ギャラリー
はじめに
第1章:契約
第2章:改名
コラム:なぜホーム・ヴィデオ『3 CHAINS O’ GOLD』のリリースが遅れたのか[その1]
第3章:ゴールド・エクスペリエンスの時代
コラム:なぜホーム・ヴィデオ『3 CHAINS O’ GOLD』のリリースが遅れたのか[その2]
おわりに/参考文献一覧